本書の内容
企業経営を取り巻く人事環境は、高齢化、低成長化、国際化、価値観の多様化、
人手不足と、厳しい状況が続いている。
このような経営環境下、巷では実力・成果主義賃金が主流であるが、
成果を期待するには、ます能力主義人事で人材を育てることが先であり、
人材が育った後は実力・成果主義で人材を活用し、その働きの結果で賃金を
決めることになる。
賃金体系は、人生の前半は人材を育てる職能給と年齢給で構成し、
後半は仕事の成果によって可変する日本型成果主義賃金と言われる
役割給の導入を主とし、その他、仕事基準の業績給、年俸制の選択のいずれかとなる。
本書は、これらの賃金設計の考え方を踏まえ、これからの賃金体系設計の実務と
その運用事例を分りやすく解説する。
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